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滋賀県草津市平井の耳鼻咽喉科、小児耳鼻咽喉科、アレルギー科。せの耳鼻咽喉科です。

副鼻腔のう胞の手術治療policy&FAQ

副鼻腔のう胞とは

副鼻腔に発生したのう胞です。頭痛、眼痛、頬部痛、歯痛、鼻汁などの症状が現れます。発生原因により、原発性と続発性に分類されます。原発性は粘膜肥厚や粘液腺の拡張など粘膜の慢性炎症などにより生じ、
続発性は手術や外傷を原因とし鼻腔と副鼻腔の交通が遮断されることにより生じます。
発生する部位は、上顎洞が最も多く(78%)、前頭洞(10%)、篩骨洞(7%)、蝶形骨洞(5%)の順になります。
・左上顎洞のう胞

・左篩骨洞のう胞

・蝶形骨洞のう胞

診断

鼻鏡、電子スコープによる鼻腔の診察を行い診断します。のう胞の存在、位置を確認するためにCTが大変重要な検査になります。

治療方法

まず内服薬や点鼻薬で保存的治療を行います。
視器障害(視力障害、視野障害、眼球運動障害、眼瞼下垂)があれば緊急手術が必要となります。
保存的治療の効果がない場合には手術を行います。

手術方法

内視鏡下で副鼻腔手術を行います。
鼻中隔弯曲症や肥厚性鼻炎を合併している場合には、鼻中隔弯曲症や下鼻甲介手術を同時に行います。手術時間は約2時間、日帰りで行います。

手術症例

・左上顎洞のう胞

術前後CT:下鼻道からのう胞壁が除去されたことにより、術後左上顎洞の含気が改善している。

・左篩骨洞のう胞

術前後CT:のう胞壁が除去されたことにより、術後左篩骨洞のう胞が消失している。

術後経過

手術当日から数日間、鼻の痛みや頭痛、鼻出血が起こることがあります。術後処置に併せて内服治療も行うことが重要です。術後創部が完治するまで約8-12週間かかります。


  せの耳鼻咽喉科
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