当院では、アレルギー性鼻炎に対してレーザー手術を行っています。治療に関する相談は随時行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
レーザー手術の特徴
・飲み薬や点鼻薬で十分な改善が見られない重症アレルギー性鼻炎の症状改善に効果的です。特に鼻閉改善に効果があります。
・日帰りで治療を行うことができ、短時間で手術が終了するため、体への負担が少なく済みます。
・他の手術に比べて、費用を抑えることができます。
※重症度や全身的な合併症により、手術が不可能であると判断する場合があります。
手術方法
・下甲介粘膜レーザー焼灼術:
下鼻甲介粘膜表面を麻酔後、炭酸ガスレーザーで両側焼灼します。麻酔30分、手術は15分程度です。
下鼻甲介粘膜表面を炭酸ガスレーザーで焼灼します。焼灼により、鼻粘膜が蒸散、凝固されます(矢印)。
治療効果
・術後1-3カ月の短期成績は、鼻閉で90%、くしゃみで70%、鼻汁で60%の改善が見られます。
・術後1年以降の長期成績は、短期成績よりもそれぞれ約20-30%治療効果が減弱します。
合併症と危険性
・出血、感染、疼痛が起こることがあります。
・レーザー治療による鼻粘膜の腫れにより、術後1週間程度、鼻閉や鼻汁などの鼻症状が一時的に強くなります。