当院ではより正確な診断と適切な治療選択のために、耳鼻咽喉科専用CTを導入しました。
1.検査時間が短い
検査時間は2-3分、実際の撮影時間は17秒です。
2.被ばく量が非常に少ない
病院のCTと比較して被ばく量が1/24であり、検査に伴う被ばく量を抑えることができます。
3.検査費用が安い
CT撮影にかかる料金はCTの種類によって異なり、病院で撮影すると4500円から4000円かかるのに対して、当院で撮影するCTは3390円ですみます(3割負担の場合)。総合病院に紹介した場合、CT以外にも様々な費用が発生し、合計で6000円程度かかります。
4.軟部組織の撮影には不向き
めまいの診断に必要な脳の撮影や、唾液腺、甲状腺、頸部リンパ節など軟部組織の撮影には不向きなため病院に紹介させて頂く場合があります。
1.副鼻腔炎の診断が正確になる
副鼻腔には、上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞の4つがあります。内視鏡や単純レントゲンで診断が困難な篩骨洞や蝶形骨洞病変の診断が正確にできるようになります。また歯根病変の精密な評価が可能になるため歯性上顎洞など歯に関連した病変を診断することができるようになります。
2.副鼻腔炎の手術適応がわかる
薬物治療で改善しない副鼻腔炎や鼻茸をともなう副鼻腔炎は手術が必要になる場合があります。CTを撮影することで手術の要否が判断できるようになります。
3.鼻骨骨折や唾石症の診断ができる
鼻骨骨折や唾石症の正確な診断が病院に紹介することなくできるようになります。
4.中耳炎の診断が正確になる
真珠腫性中耳炎は周囲の骨を溶かして進行する病気です。CTを撮影することにより脳への影響など周囲との関係がよく分かるようになります。
病院で使用されるCTは、全身撮影を想定しているため照射線量が高めに設定されています。当院で撮影するCTは、高感度のセンサーを使用した耳鼻科専用CTであり、従来と比べ約1/24の照射線量で撮影できるため、検査に伴う被ばく量を減らすことができます。